|Love-Songs[木葉]

 人気のない森の中で生まれた木の精、名前は木葉。木葉との恋愛の中で、浩一は確かに何かを見つけていく……。家族愛、友情、そして―――。
※本作品は現在、一度完結したものを新たに加筆修正して再掲載しております。更新頻度は不定期です。

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本編:01 02 03 04 05
サイドストーリー:01

第01話 プロローグ

 数瞬の沈黙が過ぎ、闇が支配権を取り戻した時、大木の前には一人の少女が膝を抱きかかえるようにしてうずくまっていた。

第02話 偶然の出逢い

 浩一は急いでいたことも忘れて、その少女に視線を奪われていた。まるで木と話をしているかのような表情を浮かべて佇む女の子が、浩一はどうしても気になった。だから彼は思い切って声をかけてみた。

第03話 木葉の憂鬱

 満面の笑みを浮かべて浩一に感謝する梓。浩一は心なしか梓の頬が赤く染まっているように感じたが、夜の闇に紛れて、ついにその是非を知ることは出来なかった。

第04話 浩一と梓の過去

  振り返って大木を見上げる。そして木葉は、彼女の抱く不安を呟いた。
「どうしよう…何処に帰れば良いの…?」
 大木は答えを躊躇うように、曖昧に葉を揺らした。

第05話 噛み合う歯車

  浩一はしかし、背後の校舎がにわかに喧騒に満ちて来たことを大義名分にして、木葉の肩に掌を置いた。華奢な彼女の肩は酷く心許なかった。

第06話 タイトル未定

Now writing......


サイドストーリー第01話「木葉、真っ直ぐな心」

「……ねぇ、浩一さんって、不思議な方なんですよ。私に、優しくしてくれるんです。何故でしょう?」  一本の大木の前に立ち尽くすその少女は目を閉じていた。