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あとがき



 恋愛小説「Unbalance」いかがでしたでしょうか。…なんて、言える立場じゃないですね(汗) 連載開始は2001年の11月27日。…本日、連載終了日2002年12月25日…。つまり、最長一年もの間、お待たせする形となってしまいました。

 言い訳をさせて頂ければ、実生活において大学受験というものがあったこと、作品の構成等々に対する納得が出来なかったこと…等、言い出したらキリがないですが、そう言った諸々の事情のためにこれだけのお時間を頂きました。

 その甲斐あって、自分でも納得の出来る出来にまで持ってくることが出来たと思います。

 特に、自分のお気に入りは佳代が小夜のラヴレターを抜き取ろうとしたシーンと、最後の雪が降り積もるように情景が変わるように描写した点です。

 

 前者について言えば、理性と欲望の狭間に置かれた人間の心の葛藤を表現してみました。本作品では、こういうシチュエーションでしたが、少なからず、こういう現場に立たされたことがどなたにもあるのではないでしょうか。

 例えばバレンタインデーに、直接相手にプレゼントを渡すのが恥ずかしいからと言って、友達に代理を頼まれた。けれど、友達が渡して欲しいといった相手が自分の好きな人だった…等、良くある話ではないかと思います。

 其処を自分なりに、ある程度のリアリティーを持って心の葛藤を描き出すのに苦心しました。ただの文章で、読む人にキャラクターと同じ感情を呼び起こさせる…そんな力を持った一文を生み出したい、そういう願望も自分の中にありました。

 そして、少なからずその願望は、今回の今作品中で達成されただろうと思っています。…自己満足ですが(笑)

 

 そして、後者。此処はちょっと、自分で書いてて快感でした(笑) 徹底的に佳代を苛めて、最後まで読み手に悲しい気持ちを起こさせて、そして最後に予想を許さないような書き方で小夜達サイドの幸せを対比的に書き出す。この、二人の幸せを書き出すことによって更に佳代の悲劇を大きく感じさせる。

 将に狙い通りでした。一年間思案した甲斐があったと思います。もし、このシーンが思いついてなければ、正直連載はもっと伸びていたでしょう。ここを書き切る自信があったので、クリスマスに合わせて慌てて書きました(笑) 正直に言うと(笑)

 しかし、この出来に今現在の渡しは非常に満足しています。きっと、何ヶ月か後に見た時には物足りなく感じているかもしれません。しかし、それはその何ヶ月かを経験した後の自分で、今現在の自分とは違います。その期間分成長した私に物足りなく感じるのは必然でしょう。

 だからこそ、私はここに書き記し、残しておきたい。今現在の私がこれだけ満足しているということを。

 

 …さて、久々の小説なので熱く語ってしまいました(汗) 要は、時間かかってごめんなさい、ということと、詩文がこの作品に満足できている、ということを伝えたかったのです。…と、この二行で澄むところのものを長々と書いてしまいました(笑) アフォだなぁ(;´Д`)

 

 それでは、次回作は多分「名前に逢わせて」になると思います、何か短編でも思いつかない限りは。但し、この長編恋愛小説を書き上げると、全てのネタがなくなってしまいます(汗) そうなると、またまた皆さんに提供できる作品がなくなっちゃいますが…。それはまた、 次の話。今は精一杯、皆さんに満足して頂けるような恋愛小説を書くことを考えます。

 最後になりましたが、今回は恋愛小説「Unbalance」をご覧いただき、まことに有難う御座いました。

  

 2003年も、皆さんにとって良い年でありますように!

 

2002年12月25日 自室にて「トリビアの泉」を見終わった後


 

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